私は客先常駐という働き方で、お客様(企業)のオフィスに派遣される働き方をしています。
所属会社には正規雇用されていますが、取引先の会社に派遣されています。
今までは銀行系の取引先に派遣されていましたが、9月から別のお客様のところに派遣されることになりました。
実を言うと、今までの派遣先には少し不満を感じており、以前から上司に派遣先を変えてもらえないか相談をしていました。
配属先が合わなかった場合に、異動という形で環境を変えることができるのは客先常駐の大きなメリットだと感じました。
今回は、客先常駐とは何か?や派遣先に不満を感じ、異動させてもらった私の体験談をまとめていきます。
この記事が、未経験からITエンジニアへの転職を検討している方やジュニアエンジニアの方のお役に立てたら嬉しいです。

今回は、エンジニアによくある「客先常駐」という働き方についてまとめてみたよ
客先常駐とは何か?
客先常駐とは、エンジニアが自分の会社(所属会社)ではなく、取引先の企業(=客先)のオフィスに常駐して働く形態のことです。
客先常駐は、日本のIT業界ではよくある働き方です。
メリット
客先常駐のメリットは以下です。
①多様な現場を経験できる:プロジェクトごとに新しい技術や業務知識に触れられる。
②大手企業の現場に入れることもある:自社だけでは携われないような大規模プロジェクトに関わるチャンス。
③エンジニアとしての適応力が磨かれる:初対面の人と協力し、短期間でキャッチアップする力が身につく。



スキルアップの面で大きなメリットがありそうだね
デメリット
客先常駐のデメリットは以下です。
①自社への帰属意識が弱まりやすい:普段は客先にいるため、自社のメンバーと接する機会が少ない。
②キャリア形成が見えにくい:配属先次第で担当業務が限定され、スキルアップの方向性がコントロールしづらい。
③待遇面のギャップ:客先では正社員と同じように働いても、給与や立場に差がある場合がある。



所属会社とのつながりが薄いからモチベーションが下がってしまうデメリットもありそうだね
派遣先が不満で異動させてもらった話(体験談)



ここからは、派遣先の環境が合わなかった私が、
上司に頼んで派遣先を変えてもらった話をまとめたよ
前の現場への不満
まずは私が前の現場に感じていた点について書いていきます。
1つ目の不満:暇すぎる環境
その現場では全体の業務量が少なく、手持ち無沙汰になる時間がとても多かったです。
一般的にエンジニアの現場といえば、忙しくてめっちゃ残業多い!みたいな話が多いので、私がいた現場は珍しいパターンだったのかもしれません。
やることがなさ過ぎて、現場リーダーからは「やることないから各自で自己研鑽しておいて」と言われる始末。
自己研鑽といっても、ネットも繋がらないパソコンだったので調べ物もあまりできませんでした。
2つ目の不満:プログラミングができない
2つ目は、ほとんどプログラミングやコーディングの仕事ができなかった点です。
私がエンジニアを目指した理由の一つはプログラミングでしたが、現場ではほとんどコードを書く機会がありませんでした。



仕事がまわってこないことと、
プログラミングができないことが重なって、
現場への不満が募っていったんだね
異動希望を出す決断
この2つの理由から、私は派遣先を変えてもらう決断をしました。
ただし、決断するまでには迷いもありました。
迷いの理由
迷い①人間関係には恵まれていた
優しい人が多かったので、この人間関係を自分から手放していいのか悩みがありました。
迷い②もう少し待てばチャンスが来るかもしれない
その現場にプログラミングの仕事がなかったわけではないため、「そのうちプログラミングの仕事も回ってくるのでは?」という期待も捨てきれませんでした。
迷い③異動しても希望通りになるとは限らない
もし仮に異動をさせてもらえたとしても、異動先が必ずしも”アタリ”とは限りません。
自分のやりたいことが本当にできるのか、人間関係は良好か、残業は多くないか、などの不安が常にありました。



環境を変えることでむしろ状況が悪くなるんじゃないか
という不安があったよ
迷いを払拭した2つの考え方
そんな迷いを整理できた背景に、2つの考え方がありました。
①現状維持バイアスを認識すること
「今のままの方が安心だ」と思う気持ちを「現状維持バイアス」と言います。
人間は誰しも、現状維持バイアスを持っています。
私のように「今の現場は人間関係が恵まれている」「いつかやりたいことをやらせてもらえるようになる」と現状維持をしようとしてしまうのです。
しかし、そんなことを考えていたら、いつまで経っても現場への不満を解決することはできません。
私は現状維持バイアスを払拭するために「現状維持のリスク」を考えてみました。
つまり、「現状維持で環境を変えなかった場合のリスク」です。
↓こんな感じです。



今の現場にいて、技術スキルが上がらないまま時間が過ぎていく方が大きなリスクなのでは?
今のまま何も行動しなかった時の将来の方が怖いのでは!?
そう考え始めると、「現状維持バイアス」を払拭することができるようになりました。
②もしハズレ現場でもまた変えればいい
もしも異動先の環境が自分に合わなかったとしても、また異動したり、転職すればいいやと考えるようにしました。
現場や会社に迷惑をかけてしまうのでは?とも思いますが、まだまだ未熟な自分が短期間で抜けても影響はそれほど大きくないはずです。
いざとなったら、また環境の変化を求めれば、異動先がハズレかどうかは大きな問題にはならないと考えました。



今のままでいることよりも、
変化を求めることを選んだんだね
上司への相談と異動までの1年間
異動を決意した私は、去年の10月、配属先を変えてもらえないか上司に相談しました。
上司は理由を聞いたうえで「希望に合う現場があれば異動を手配する」「来年の3月ごろには異動できるようにするので待ってほしい」と言ってくれました。
実際に異動できるのは、それから1年近く経ってからになります。
会社側にも都合があるので、私の思い通りにいかないことも多くあるのは承知していました。



実際に異動ができたのは、
上司に相談をしてから1年近く経ってからのことだったよ
新しい現場で感じたこと
9月1日に新しい現場に配属されました。
まだ2週間しか経っていませんが、既に異動させてもらえてよかったと感じています。
理由としては以下の3つです。
- 以前のような暇な時間はなく、仕事がしっかり割り振られている
- 責任感を持って業務を進める刺激を感じられる
- 今回は2ヶ月のテスト工程だけの契約だが、自分の取り組み次第で延長の可能性もある
勇気を出して、異動を希望してよかったなと心から思います。



自分の場合、異動をさせてもらって良い結果に繋がったよ



異動という形で仕事の環境を変えることができる点は
客先常駐の大きなメリットだと感じたよ
まとめ ~客先常駐のメリットと注意点~
ここまで読んでくださりありがとうございます。
最後に、今回の経験から学んだことをまとめます。
- 客先常駐は現場によって「アタリ・ハズレ」がある
- ハズレに当たってしまうことはデメリットだが、「異動」という選択肢があるのは大きなメリット
- ただし、必ず異動できるとは限らず、会社の状況次第で時間がかかることもあるので注意が必要
客先常駐は環境に左右されやすい働き方ですが、自分のキャリアを守るためには「現場を変える勇気」も大切です。
この記事が、同じように現場で悩んでいる方や、これから客先常駐を経験する方の参考になれば嬉しいです。









