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介護士からITエンジニアに転職して給与は上がるのか?

介護職からITエンジニアへの転職に興味があるけど、給与はどう変化するのだろう?

今回は、そんな疑問のある方へ向けた記事になります。

結論としては、以下になります。

・ITエンジニアは介護業界よりも高い年収が期待できる。

・介護施設の施設長も高い年収が期待できるが、施設長の次のキャリアがない。

・ITエンジニアはキャリアの選択肢も広い事が大きな魅力。

この記事では、介護業界の職種とIT業界の職種、それぞれの平均年収とキャリアについて比較していきたいと思います。

目次

給与の変化〜生活相談員からITエンジニアになって〜

生活相談員の時の給与

高齢者向けデイサービスの生活相談員だった時の給与はこちらです。

生活相談員の時の給与

月給 ※交通費は含まない27万5千円
賞与 ※年2回20万円
年収370万円

後述しますが、ネットで調べると、生活相談員の平均年収は310万円~410万円のようです。平均年収の中で、私の年収は真ん中位だったということになります。

ITエンジニア(プログラマー)になっての給与

ITエンジニアになった私の給与は以下になります。ITエンジニアと言っても、SE(システムエンジニア)とかプログラマーとかあるのですが、私の実際の役職としては、プログラマーになります

月給24万円
賞与36万円
年収360万円

まだ転職して1年経っていないので、年収は実績ではなく、月給と賞与から計算したものになります。生活相談員の時と比べると、年収が約10万円下がったということになります。

介護職とITエンジニアの年収の比較

それでは、今度は介護職とITエンジニアそれぞれのステップアップごとの年収で比較していきたいと思います。

介護職は、①介護職員⇒②生活相談員⇒③サービス提供責任者・施設長のようなステップアップで考えてみます。

ITエンジニアは、①プログラマー⇒②SE(システムエンジニア)⇒③PM(プロジェクトマネージャー)で考えてみます。

また、それぞれの給与情報は基本的に求人ボックス(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/)を参考にしています。施設長のみ給与情報が見つからなかったので、トライトワーカー(https://tryt-worker.jp/column/kaigo/detail/ka294/)を参考にしています。

ステップ① 介護職員vsプログラマー

介護業界に入ると基本的に介護職員として勤務します。

ITエンジニアになると、まずはプログラマーとして勤務します。プログラマーは、SE(システムエンジニア)が作成した設計書を見て、プログラミングを書く人のことです。

介護職員とプログラマーで比較した表が以下になります。

介護職員プログラマー
給与23.9万円29.9万円
賞与51.4万円60.1万円
年収338万円419万円

プログラマーの方が介護職員と比べて、80万円ほど平均年収が高いことがわかりました。ここで注意が必要なのは、プログラマーといってもエンジニアになったばかりの人が、最初から400万円もらえるわけではありません(私のように)。

プログラミング言語をたくさん勉強し、スキルや経験を伸ばしていくことで、年収を上げていくことができます。

ステップ② 生活相談員vsSE(システムエンジニア)

介護職員の代表的なキャリアアップとして、生活相談員と呼ばれる役職になります。

プログラマーがキャリアアップすると、SE(システムエンジニア)という役職になります。生活相談員は早ければ1年目からなれますが、SE(システムエンジニア)になるには、約3年ほどかかると言われています。

生活相談員と若手SEの平均年収を比較した表が以下になります。

※SE(システムエンジニア)は、「こんなアプリやシステムを作りたい」という要望に対して、それを実現するための設計書を作る人のことです。

生活相談員SE(システムエンジニア)
給与23.9万円37.5万円
賞与51.4万105.9万円
年収338万円556万円

生活相談員とSE(システムエンジニア)では、218万円の差がありました。私は生活相談員の時の年収が370万円だったので、必ずしも表の通りではないと思います。

ステップ③ 施設長vsPM(プロジェクトマネージャー)

介護業界では、早い場合、2年目や3年目で施設長になれることがあります。

エンジニアのPM(プロジェクトマネージャー)になるには、実務経験が10年ほどかかると言われています。

施設長とPM(プロジェクトマネージャー)で比較した表が以下になります。

※PM(プロジェクトマネージャー)は、開発プロジェクトが無事に完了できるようにマネジメントする仕事です。

施設長PM(プロジェクトマネージャー)
給与35円54万円
賞与74万円- (記載なし)
年収501万円645万円

介護業界では、生活相談員から施設長になると、163万円も年収がアップすることがわかりました。一方、ITエンジニアではPM(プロジェクトマネージャー)になるまでに時間はかかるものの、高い年収が見込めることがわかります。

介護業界は施設長で頭打ち。ITエンジニアは天井知らず。

ここまで介護業界とITエンジニアでの年収を比較しました。ステップ③では、介護業界は施設長、ITエンジニアはPM(プロジェクトマネージャー)を挙げました。

しかし、施設長とPM(プロジェクトマネージャー)の次のステップは何があるのでしょうか?

ここからは、さらに次のステップについて考えていきます。

介護業界:施設長の後のキャリアって何?

私が施設長を経験して、思っていたことがあります。

「施設長の次は何を目指せばいいのだろう?」

施設長はやりがいもあったし、年収もアップして満足度はありましたが、それ以上の伸びしろはあまり感じませんでした。厳密には、本部への配属を目指したり、転職など色々あると思います。

しかし、介護業界は施設長の次のキャリアが用意されていないことが多く、キャリア選択の幅が狭いのです。

ITエンジニア:スペシャリストやフリーなどキャリア選択の幅が広い

実はITエンジニアには色々なキャリアアップが用意されています。例えば、スペシャリストといって、一つの専門的なスキルに特化して伸ばすキャリアがあります。他にも、企業に所属せず、フリーエンジニアになるという選択肢もあります。

いずれにしても、自分の能力しだいではありますが、比較的高い年収が期待できます。

まとめ ~ITエンジニアは年収やキャリアプランに魅力がある~

この記事で伝えたいことをまとめていきます。

年収について

・ITエンジニアは全体的に年収が高い

・介護業界は施設長になると大きな年収アップが見込める

キャリアについて

・しかし、施設長の次のキャリアの選択肢が少ない

・ITエンジニアは、PM(プロジェクトマネージャー)以外にも選択肢が多くある

介護の仕事は、利用者に直接「ありがとう」と言ってもらえる大きなやりがいや魅力があります。しかし、長く続けていくには、キャリアの選択肢が狭いこともデメリットです。そこで、年収も高く、キャリアの幅も広いITエンジニアは、大きな魅力があると思います。

ぜひ、介護業界からの転職を考えている方は、ITエンジニアを選択肢の一つに入れていただけたらと思います。

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